ラファエロ展

イタリア・ルネサンス期を代表する画家、ラファエロ・サンティ。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並んで「ルネサンス三大巨匠」と呼ばれることもある日本でも人気の画家です。

彼の大規模な展覧会は、作品の多くが存在するヨーロッパ以外の場所でおこなわれることはありませんでした。ですが、2012年フィレンツェ文化財・美術館特別監督局の全面協力によって、ついに日本で開催されることが決定されました。

代表作「大公の聖母」が日本初公開

この展覧会では、ラファエロの油彩、素描が合わせて25点ほど公開されましたが、その中でも目玉とされたのが「大公の聖母」です。日本初公開となったこの作品は、フィレンツェのパラティーナ美術館に所蔵されているものであり、完璧な絵の典型とされてきたほどの名作です。